我慢すると、なぜ「どか食い」してしまうのか? 脳科学と心理学から見る撃退法【意志力は不要】 | E-FitnessE-Fitness
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我慢すると、なぜ「どか食い」してしまうのか? 脳科学と心理学から見る撃退法【意志力は不要】

「食事制限を頑張っているのに、ある日突然どか食いしてしまう」
「甘いものを我慢した反動で止まらなくなる」

これはあなたの意志が弱いからではありません。
むしろ逆で、真面目に我慢できる人ほど起きやすい現象です。

この記事では

なぜ我慢がどか食いを生むのか

脳の仕組み的に何が起きているのか

どうすれば再発を防げるのか

を、心理学・脳科学ベースで解説します。

どか食いは「意志力の崩壊」ではなく「脳の防衛反応」

まず知っておいてほしい大前提があります。

人の脳は、我慢が続くと“元に戻そう”とします。

これは「ホメオスタシス(恒常性)」と呼ばれる脳の基本機能です。

摂取カロリーが減る

好きな食べ物が制限される

空腹とストレスが続く

この状態が続くと、脳はこう判断します。

> 「この状態は危険だ。回復させろ」

その結果、

食欲ホルモン(グレリン)が増える

高カロリー・高糖質への欲求が強くなる

理性より衝動が優先される

これがどか食いの正体です。

我慢すると「報酬系」が暴走する

脳には「報酬系」と呼ばれる回路があります。
これは快楽・満足・幸福感を司るシステム。

ポイントはここ👇

我慢が強いほど、報酬の価値は跳ね上がる

普段から食べているチョコ → 普通

禁止され続けたチョコ → 超ご褒美

この状態で一口食べると、

ドーパミンが一気に分泌

「もっと食べろ」という信号が出る

ブレーキ役の前頭前野が働きにくくなる

結果、
止められないどか食いモードに突入します。

これは性格ではなく、完全に脳の仕様です。

我慢が得意な人ほど、どか食いしやすい理由

実は、

真面目

ルールを守れる

完璧主義

自分に厳しい

こういう人ほど、どか食いリスクは高い。

なぜなら、

「守れなかった=失敗」と考える

一度崩れると全て投げたくなる

0か100かの思考になりやすい

心理学ではこれを
オール・オア・ナッシング思考と呼びます。

> もう食べちゃったし、今日は終わり
明日からまた頑張ればいい

これが連鎖すると、
ダイエット → どか食い →自己嫌悪のループに入ります。

脳科学的に正しい「どか食い撃退法」

① 我慢ではなく「予測」を使う

脳は予測できるストレスには強い。

週1で好きなものを食べる

毎日少量の楽しみを入れる

外食予定を先に織り込む

こうすることで、

報酬系の暴走を防ぐ

衝動が起きにくくなる

禁止より、計画。

これが脳に優しいやり方です。

② 「食べてしまった」を評価しない

どか食い後にやってはいけないのがこれ。

自分を責める

失敗認定する

翌日極端に減らす

これはストレスをさらに強め、
次のどか食いを呼びます。

正解は、

事実だけを見る

原因を一つだけ考える

次の食事を淡々と戻す

感情は無視してOK。
修正力がダイエット力です。

③ 「食べたい=悪」を捨てる

食欲は本能です。
消すことはできません。

食欲が出る=異常

食べたい=意思が弱い

こう考えるほど、脳は反発します。

E-Fitness的に言うなら、

> 食に支配されるな
食を支配しろ

食べたい感情を消すのではなく、
扱える状態にすることがゴール。

我慢ダイエットが失敗しやすい本当の理由

短期的には体重が落ちても、

脳はずっとストレス状態

報酬系が過敏になる

反動が大きくなる

結果、 続かない・戻る・繰り返す

これが「続かないダイエット」の正体です。

どか食いは敵ではない

どか食いは脳の防衛反応

我慢は一時的、反動は確実

意志力より仕組みが重要

評価せず、淡々と戻す

ダイエットは
我慢の競争ではなく、調整の技術。

常に100点を狙わなくていい。
常に100%向き合えば、身体は変わる。